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読書感想文の正しい書き方

小学生と保護者のための、無理のない読書感想文ガイド

読書感想文は何のためにあるのか

読書感想文は、「文章をうまく書くこと」そのものが目的ではありません。 本を通して感じたことや考えたことを、言葉として整理する経験そのものに意味があります。

ただし現実には、最初から本に強い関心を持てるお子さまばかりではありません。 あらすじも分からず価値も見えない状態で「自由に選びなさい」と言われると、 かえって負担になることもあります。

「読む前に知る」ことで、読書は変わります

大人が本を手に取るきっかけは、「内容を少し知ったから」という場合がほとんどです。 子どもも同じで、あらすじやテーマを知ることで、はじめて興味が生まれます。

読書感想文は「作品」です

読書感想文は、子どもにとって初めての「評価される作品」になることがあります。 だからこそ、最初の体験で「できた」「認められた」という感覚を持つことが重要です。

読書感想文の一例(納品事例)

あらすじをきっかけに感想文を書いたお子さんが、 その後、自発的に原作を最後まで読み切った事例です。

対象書籍:『坊っちゃん』夏目漱石

タイトル:正義感

ぼくは夏目そうせきの『坊っちゃん』を読んで、たくさんの登場人物の中でも、 とくに「やまあらし」に心をひかれた。やまあらしは短気で、 思ったことをすぐ口に出してしまい、まわりとよくぶつかる人だ。 正直に言うと、はじめは「そんをする性かくだな」と思った。 でも、読み進めるうちに、それは弱さではなく、 強い正義感から来ているのだと分かってきた。

やまあらしは、ずるいことやまちがったことを見すごせない。 自分がこまると分かっていても、正しいと思ったことは曲げない。 そのすがたは、プロ野球せん手をゆめ見ているぼくにとって、 とても心にのこった。ソフトボールをしていると、 うまくいかずにイライラしてしまうことがあり、 そんな自分と、短気でまっすぐなやまあらしが重なって見えた。

やまあらしは、まわりの人に分かってもらえないことも多い。 でも、坊っちゃんだけは、やまあらしの本当の気もちを分かって、 信じている。その二人の関係を見て、 正しいことをつらぬく人には、 きっと分かってくれる人があらわれるのだと思った。 友だちが少ないぼくにとって、その場面は少し心が楽になった。

この本を読んで、ぼくは正義感とは「おこらないこと」ではなく、 「正しいと思う気もちを大切にしつづけること」だと感じた。 短気なところは直したいけれど、 正しいと思う心までなくすひつようはない。 やまあらしは、そのことをぼくに教えてくれた。

しょう来、プロ野球せん手になれたとしても、 なれなかったとしても、正義感を持って行動できる人になりたい。 『坊っちゃん』は、ぼくに大切な考え方を教えてくれた一さつだった。

専門家によるサポートという選択肢

最近では、読書感想文の作成を専門家にサポートしてもらう という方法を選ぶご家庭もあります。

これは代わりに書くことではなく、 お子さまの考えを整理し、表現を支援する取り組みです。

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